「本ができるまで」に参加して

本が大好きな娘は、いつか本を書いて売りたいと思っていて、そんな娘にうってつけのイベントだと思って即申し込みした「本ができるまで」。

 

私の大好きな小室尚子先生から直接聞けるお話に、付き添いの私もワクワクしながら参加してきました。

 

一番心に残っているのが、漫画家さんのお仕事のくだり。。。

 

 

「絵がうまいのがプロじゃない。ニーズに合わせて何度でも何度でも諦めずに書き直せるのがプロ。ただ上手いだけでは稼げない。」

 

 

【プロは、諦めない。】

 

 

 

 

これを聞くために、香川まで来たんだ、と思いました。

 

 

 

そして、仕事といえば、公務員か、先生か、そんな選択肢しか思い描けなかったし、ほかに知らなかった私からすると、すごくありがたかったのは、「世の中に職はいっぱいある」ということを子どもたちに教えてくださったこと。

 

 

 

 

Aか、Bか、の中から選ぶんじゃなく、こどもの頃から、アレもコレもソレもあって、どれでも選べるってことを、小さいうちから知れるってすごく大事。

何なら仕事はつくれるってことも知ってほしい。

 

結局雇われの親が言っても説得力がないけど、実績のあるプロが語る世界の広さは、子どもたちにも伝わった気がする。

 

 

そんなイベントでした。

 

我が子の声を聴く会(実話です)

https://kokucheese.com/s/event/index/571648/

一人目の復帰で痛い目を見た私。

毎日毎日、ワンオペすぎて、辛くて辛くて、過ごしておりました。

 

復帰してすぐ保育園で一番最後までいた娘は、ちっともふとんで寝てくれなくなり、寝てから家事を、起きるまでに家事を、と起き上がる度にすぐに起きて泣く。

また寝かせては家事をする。

その繰り返すうちに自分も意識を失う、という日々でした。

 

 

仕事も全くちゃんとできず迷惑かけっぱなし。毎日毎日シャワー浴びながら泣いていました。

 

第二子の復帰の時。

時短の相談に職場に行くと、子育ての先輩がいいました。

「覚悟よ。」

ワンオペで三人のお子さんを育て上げた先輩先生。

「自分が帰ると、お腹をすかせた子どもたちが、炊飯器をあけて素手でご飯を食べてたことがある。それでも、大きくなったから、大丈夫よ。」

 

 

 

それを聞いて、涙が止まらんなりました。我が子に、そこまでさせる覚悟って、ナニ???

 

 

大人になった我が子は、働き続けることを選択した親について、どう思ってるんだろう。

親は覚悟ができたかもしれないけど、我が子はそんな環境を自ら選択したわけじゃない。

 

教員の親を持つ我が子たちは、大きくなって、何を語るんだろう。

そう思っていた時に出逢ったのが高橋菜穂子さんでした。

 

「両親先生してましたけど、幸せでした。」

私が一番求めていた言葉を持っていたのが、高橋さんでした。

 

 

第一回「我が子の声を聴く会」開催に向けて、打ち合わせのためコメダ珈琲でお話していくと、高橋さんの御父様は、私がまだ臨時講師をしていた時に、大変大変大変よくしていただいた校長先生だったということがわかりました。

 

職場が変わり数年たって私が採用になった時には、わざわざお電話くださり、「おめでとう」と言ってくださった校長先生でした。

その校長先生が、お亡くなりになっていたことをその時に聞き、「私を助けてくれるために、娘さんと出会わせてくださったんだ。」と思いました。

 

その後、私達は毎年、復帰を前に不安を抱える方に向けて「我が子の声を聴く会」を開催しています。

 

1月11日。

大きくなった我が子の、「親は先生だったけど、幸せでした」という声を聴きに来ませんか?

https://kokucheese.com/s/event/index/571648/